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フィクション

​作詞/作曲:綾咲コウキ

気がついた時にはもう奪われていた
誰にも盗めないモノを手に入れてた
痛みや願い すべて祈るように隠して
積み重ねた嘘が本当を彩ってく

頭のなか繰り返すあの瞬間を
忘れぬようにいられたらいいのにな

夢のようなフィクションを
まとって歩くこの世界は
錆びついたガラクタさえ
ちょっと愛しく思えて
この胸で鳴り止まぬ
あのコメディのように
願わくば醒めないで、このまま

顔なしの言葉に流されちゃダメだよ
見聞き感じたもの その全て真実だ

火照る身体、鼓膜を揺らす喝采が
物語の終わりを告げている

触れたくて
誰かが生んだ偽者を
いつまでも信じ込み
笑い飛ばして救われてたんだ
溢れ出す言葉で綴る空想のパレード
願わくば醒めないで、このまま

地獄の底 眠る怪物と
対峙していかなくちゃね、ダーリン

柔らかな嘘のまにまに生き延びる人よ
いつかまた僕の空想で笑ってくれよ

夢のようなフィクションを
まとって歩くこの世界は
錆びついたガラクタさえ
ちょっと愛しく思えて

溢れ出す言葉で綴る空想のパレード
願わくば醒めないで、このまま

 

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